埼玉県上尾市壱丁目のこしきや内科リウマチ科クリニックです。内科、リウマチ科、アレルギー科を診療しています。

令和元年10月：ノーサイド

いくつもの台風が暑い夏を連れ去り、公園の野球場の芝の上を柔らかな日差しと優しい風が通る季節になりました。　日本で開催されているラグビーのワールドカップで、日本チームがロシアを下し、世界１，２の強豪アイルランドにも勝利しました。　リードされていたのに、後半、逆転のトライからの大勝利には感動し興奮しました。　今までも大学～社会人ラグビーには明治大学から新日鉄釜石にいた松尾さんや早稲田大学から神戸製鋼で日本選手権を何度も制覇した平尾さんなどスター選手がいましたが、当時から日本チームとしては世界の強豪には全く歯が立ちませんでした。　iPS細胞でノーベル賞を取った京都大学の山中先生とも親交のあった平尾さんは病に倒れ帰らぬ人となりましたが、平尾さんが生きていたら本当に喜んだと思います。　ラグビーには“ノーサイド”という美しい言葉があります。試合終了のホイッスルが鳴ると試合の勝者と敗者のサイドが無くなりお互いの選手が相手を称えあいます。松任谷由実のノーサイドという歌も前奏～歌詞と全てが素晴らしく名曲ですよね。今年の秋は日本で世界最高のラグビーのプレーがたくさん見れる最初で最後（？）のチャンスです。

先日、うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんがひどい風邪から喉頭気管支炎となり1週間以上も咳で苦しみ大変でした。連休も獣医さん通いでした。やっと良くなったら今度はつむぎちゃんが胃腸炎で点滴したりと心配ばかりでした。今年の猛暑の影響もあったのでしょうか？獣医さんも忙しそうでした。　普通に公園に行って散歩したりできるのが一番の幸せですよね

平成31年～令和元年春：花冷えから新緑のそよ風へ

４月に京都で学会がありました。関東は桜の開花も早く葉桜になっていましたが、京都はまだ高野川～鴨川沿いの桜も美しさを残しており見事な景観でした。
関節リウマチの治療はここ２０年来、非常な進歩を遂げていて、バイオ製剤をはじめとする治療の進歩で、治らない病気から、治る病気になってきました。それでも、いろいろと課題も多く、早期発見、早期治療には、今や関節エコー検査はなくてはならないものになってきています。当院でも積極的に関節エコー検査を取り入れて活用しています。
４月の京都といえば、あくの少ない京都特有の白子筍です。その日の早朝、まだ土から顔を出す直前のとれたての筍をいただく機会に恵まれました。４月の１－２週間しか手に入らない花山椒をふんだんに使った料理など和食の神髄は京都にあり、と言わんばかりの京料理の数々を堪能できました。　歴史の重みと美しい街並みと荘厳な仏閣や見るものを圧倒し慈しむような仏像で心を満たされ、繊細で最上級の旨味で胃袋をわしづかみにされたような楽しいひと時でした。

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは春の優しい風が通り抜ける公園を嬉しい顔で歩きます。桜の花びらが鼻先につくのを見て思わず笑ってしまいました。

平成30年暮れから平成31年新春

平成の始まりは1989年でその年の春にむすめが生まれたのでよく覚えています。翌年には1歳の子を連れて家族でアメリカの医学研究所に博士研究員として留学しました。
昨年暮れにその娘が生後9か月の孫を連れてアメリカから家族で一時帰国しました。平成30年の大みそかにはユーミンや桑田佳祐が歌う紅白歌合戦がありました。昭和から平成の世代にはユーミンのいろいろな曲に思い出の多い人も多いことでしょう。ボブ・デュランがノーベル文学賞をもらうならユーミンもと思った人も多かったのではないでしょうか。もっとも本人はいらないと言う気がしますが。（笑）

平成３１年元旦は医師会の当番で上尾市の休日診療所で仕事始めとなりました。
昨年末には少なかったインフルエンザの患者さんが大勢押しかけて来ましたのでこれから大流行が始まるなと感じました。　今年の1月はインフルエンザA型が大流行で10年前にメキシコやアメリカで大勢の人が亡くなった当時の新型インフルエンザの型が大流行しています。当時日本では亡くなる人は少なかったのですが、今回は各年代で流行しており、重症化する人もいるようです。　喘息や肺気腫などをインフルエンザに伴って発症すると重症化する危険もあります。　膠原病・リウマチの方も免疫機能が弱まっている人は薬の効きが悪かったり病状がだらだら長引いたりすることがあります。

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは孫のBabyレイ君と初対面で初日はお互いに戸惑っていましたが、翌日からは仲良しになれたようです。可愛いのがいっぱいの年末とお正月でした。（笑）