生物学的製剤
関節リウマチでは免疫機能の異常から自分のからだの中で作られた炎症性物質(サイトカイン)が関節内で異常に増えて滑膜組織が増殖し炎症が起きて痛みと腫れが持続します。
生物学的製剤とは近年発見されたリウマチに非常に効果の高い治療法で、炎症性サイトカインと結合して中和作用を示す抗体製剤です。遺伝子工学的に作成された安全性の高い薬ですが注意点も多く、リウマチ学会専門医の視点からその有効性、安全性、投与方法、費用などについても責任を持って説明させて頂きます。
a; レミケード; 抗TNF-α抗体;
点滴で使用し、効果も高く、増量も認められております。 海外では100か国以上で150万人以上の関節リウマチや クローン病の患者さんに使用され、日本でも7万人以上の患者様に投与されています。
b;エンブレル; 可溶性TNFレセプター;
注射で使用し、増えすぎてしまったTNFに結合することにより炎症を抑えます。
投与6か月で84%の患者様に効果がみられています。親切丁寧な指導で自己注射による治療が可能です。
c;ヒュミラ; 抗ヒトTNF-α抗体;
2週間に一度の皮下注射で使用し、自己注射による治療が可能です。
投与4か月で約70%の患者さまで症状の改善がみられています。
d;アクテムラ; 抗ヒトIL-6レセプター抗体;
関節リウマチの炎症の原因物質のひとつであるIL-6の作用を抑えて症状を改善します。
点滴で4週間に1回(約1時間)使用します。
e;シンポニー; 抗ヒトTNF-α抗体;
クリニックで月1回注射を受ける治療です。自己注射が難しい人にも適しています。0.5㎖の注射で注射部位の痛みも少ない薬です。
f;オレンシア;
関節リウマチでは免疫異常から自分の体を攻撃している状態ですが、オレンシアはTリンパ球の働きを抑えて炎症を起こすサイトカインという蛋白質が過剰に作られなくなり、関節の痛みや腫れを改善します。
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