ハロウィーン(落ち葉―木枯らし―お祭り―かぼちゃ)
アメリカのサンフランシスコから車で1時間のところにパロ・アルトという街があります。
シリコン・バレーの中心でスタンフォード大学医学部に博士研究員として過ごした時に住んでいたのですが、当時、娘は地元の小学校に通っていました。
10月になるとどこの家もハロウィーンの飾り付けをします。
大きなパンプキン(日本のかぼちゃとは違う種類です)を買ってきて、ナイフで顔になるように目・鼻・口をくりぬきます。
10月31日の夜にはくり抜いたパンプキンの中にろうそくを立てて玄関に置きます。これが子供たちに「お菓子があるよ」の合図になります。
おとなから子供まで楽しめるので日本でのお祭りみたいですね。
今年は西アフリカの貧しい国々を中心にエボラ出血熱が流行しています。
その致命率の高さからアメリカでも連日ニュースになっています。
アメリカには CDCと言うセンターが感染症に対してのトップの組織になっていて、エボラ出血熱を含め、すべての感染症の治療、予防まで含めた機関になっています。 新型インフルエンザが出た時もCDCが中心的役割を果たします。
日本では感染症研究所(昔の予防医学研究所)がこれに当たります。
うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんは木枯らしの中でも公園の散歩が日課です。
最近は風邪もひかずに元気ですが、鼻はぐずぐずしたりして、やはりアレルギーですね。
JAZZ:魂を揺さぶる振動
ここ数年、ニューヨークのコロンビア大学に行くときは、夜にビレッジ・ヴァンガードというジャズクラブに行くのが楽しみのひとつになっています。
地下のそれほど広くない薄暗い店内では、飲み物をひとつオーダーしてニューヨークのJAZZを堪能します。
不思議と毎回、何人かの日本の人がいて、日本人はJAZZ好きが多いな、と感じます。
村上春樹(文)と和田 誠(絵)共著の「ポートレイト・イン・ジャズ」の中でナット・キング・コールのことも書いてあります。
昔、聞いたレコードのイメージでは、甘い声のポピュラーソングの印象が強かったので今のJAZZとは距離がありそうですが、トニーレオンの主演の香港映画「花様年華」のバックでナット・キング・コールの「キサス・キサス・キサス」が流れていて、なんとも良い雰囲気を出しています。
これもJAZZなのだな、と思いました。
日本は秋のさわやかな風が吹き、セミの鳴き声も終わりコウロギの鳴き声に変わりました。
夏が暑かったので蚊もまだいて、世間ではデング熱が話題になっています。
うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんも日なたで寝そべったりしています。
最近、飼い主の足音も言葉もわかるようで、親バカですかね?
初夏のニューヨーク(ヤンキーススタジアムに吹く風)
ニューヨークの市街から地下鉄などでヤンキーススタジアムにつくと、すり鉢のような大きな球場はヤンキースファンでいっぱいです。今年からは日本から田中将大投手(マー君)も入って頑張っています。 野球場で食べるホットドックと冷えたビールは、どうしてあんなにおいしいのでしょう?
アメリカの食べ物と言えば、大きなステーキとかハンバーガーとか有名ですが、実は日本で思われているのとは違って、いろいろな国のおいしい料理が目白押しです。しかも意外(?)にヘルシーなサラダとか豆を使った料理(イスラエルの料理)などが人気です。
関東では梅雨がそろそろ明けそうですが、蒸し暑い夏が来ます。熱中症は室内でもおきますので、こまめな水分摂取をしましょう。うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんも散歩はまだ涼しい朝にするのが多くなりました。飼い主に似て暑がりですね。
2014年6月 Graduation 卒業
日本では3月が学校の卒業の時期ですが、アメリカでは5月から6月にかけて卒業シーズンです。 アメリカの大学の卒業式は5月が多く、春の暖かい陽射しと新緑の木々に囲まれたキャンパスで、 その大学カラーのガウンと帽子を身に着けた卒業生と家族が一緒に祝います。 昔、映画の中で見た卒業セレモニーに重なって、なかなか感動ものです。
埼玉では初夏の様な暑さから一転して、先日、梅雨入りが宣言され、雨の多い日々が続いています。 うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんも晴れた日は公園に散歩に行きますが、 雨の日は車で一緒に出かけたりしています。 飼い主よりもずっと身軽ですね。
2014年5月 Heartful;こころから
4月には満開だったさくらが花吹雪で舞い、いつの間にか暖かい季節になりました。
4月は春の学会シーズンでした。内科学会講演会では特別講演で聖路加国際病院の日野原重明先生が「未来の医学の中の内科学の位置づけ」と銘打って講演したのが、印象に強く残りました。日野原先生は102歳と思えないほどしっかりした足取りと口調でご自身の経験から医者・内科医とはどうあるべきか、という心構え・精神的な支柱を海外の著名な医学教育者やホスピス医療の先生などの言葉を引用して学生たちに聞かせるように説いていました。リウマチ学会講演会では最新の治療法・診断法の進歩もさることながら、感染症の分野での講演がとても参考になりました。リウマチや膠原病などでは、免疫の状態が普段と異なっていて、さらに治療によっても感染症に対する免疫が通常より落ちる為、細菌やウイルスなど病原菌に対して体の抵抗力が下がっています。ですからリウマチの専門医は治療中の患者さんに感染症が起きないように常に注意が必要です。
うちのヨーキーのくるみちゃんも先日、細菌性の腸炎になり、獣医さんの注射と薬でなんとか回復し、元気になりました。緑がいっぱいの公園を散歩するのが大好きです。
2014年3月 花冷え
こよみの上では春になりましたが、2月には関東地方全域で予想を超える大雪があり、まだまだ寒い日が続いています。
以前、大学病院から新潟県の十日町の病院に長期出張中、吹雪の中、十二峠を越えて車を運転してあわや遭難しかけた怖い思い出があり、先日の雪で「大雪」と言うと新潟の方に笑われそうですが、雪の少ない関東ではいかに雪に道路や交通機関が弱いかを知らされました。インフルエンザの患者さんも減ってきましたが、まだB型を中心に散見されております。
スギの花粉も飛び始めて花粉症・鼻炎アレルギーの季節になってきました。うちのヨーキーのくるみちゃんも公園に散歩に行くと鼻をぐずぐずしたりしてアレルギーかな?と思っています。飼い主に似たのですかね?
2014年1月 寒中見舞い・インフルエンザ
年が明け2014年となり、最近は朝の気温が氷点下になる日があります。
この冬はインフルエンザの流行が例年ほど見られませんでしたが、ここにきて患者さんが増えてきています。おとなはA型が多く小児はA型とB型も見られています。インフエンザワクチンは抗体ができるまで2週間ほどかかります。ワクチンを打っていても感染を完全に防げるわけではありません。症状は突然の高熱と関節痛、咽頭痛などで、糖尿病・関節リウマチ・膠原病などの患者さんでは免疫力が低下しており、症状がひどくなることもあります。今は治療薬も数種類出てきており、病院での診断も迅速キットですぐにわかりますので、インフルエンザを疑われたら受診をして頂くといいでしょう。インフルエンザウイルスは寒くて乾燥した今の季節に流行します。寒さの厳しい折、くれぐれもおからだを御自愛下さい。
うちのヨークシャーテリアのくるみチャンも1歳になりました。
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